塗装・塗料のコラム

阪神佐藤興産株式会社

2020
7.1

経年変化でところどころに白い変色が目立つようになって来た?

タッチアップした塗料が原因!

 

外壁の改修塗装を行い、最初は分からなかったが、年が経つごとに白い変色が部分的に目立ってきたので調べてみました。
塗装工事では、仕上げでダメな箇所を手直しすることをタッチアップと呼びますが、変色はそのタッチアップ部で起こっていました。原因はタッチアップに使用した塗料が本体塗装に使われた塗料と同一ロットでは無く、別の塗料が使われていたためと考えられます。
白く変色しているので、本体と同じ塗料でも耐候性の劣る原色を使用して、色合わせしてしまったか、同じく耐候性の劣る別の品種の塗料を使ったかいずれかが原因でしょう。当然、この様な場合、最初は色相が合っていても時間が経つにつれて退色して、白く目立ってきてしまうのです。

 

 

 

 

本塗装に入る前に同一ロットの塗料を小分けして保管する!

 

この様な症状が出ないようにするには、手直しのタッチアップに使用する塗料を本体塗装で製造したものと同一ロットの塗料にすることが基本です。
実は、同じメーカーで同じ原色を用いた同じ型番の塗料だとしても、製造ロットが変わると微妙に色相がずれてしまって全く同じ色を再現することは出来ないのです。そのため訓練を受けた職人さんなら、タッチアップ用に、本体塗装と同一ロットの塗料をあらかじめ取り分けて別に保管しているはずなのですが…?

タッチアップ変色が出てしまった場合の対策ですが、すでに塗装してから時間が経っていますので、塗膜は汚れも進行し、色とツヤが変化してしまっていますので、残念ながら部分的な手直しは出来ません。可能な限り現状の色相に色合わせを行い、面を区切って塗装するか全体を塗装することで手直しを行いましょう。