塗装・塗料の専門知識

阪神佐藤興産株式会社

2023
11.1

水性塗料が腐敗した

塗料も腐ります!

 

夏場に集合住宅の大規模改修工事で内部壁をEP(合成樹脂エマルション塗料)で塗装し始めましたが、都合により工事が中断されたため、残った塗料を養生フィルムで覆って保管することにしました。1カ月後に工事再開となり、改めて塗料を使おうとして養生フィルムを外すと、塗料周辺から腐ったような臭いがしました。

「塗料のような化学製品は腐らない」と思っている人が多いようですが、臭いの原因は塗料の腐敗です。
EP塗料には防腐剤が配合されているので、開缶しなければ腐敗することはありません。しかし水性塗料を開缶して水道水で希釈すると菌が入って腐敗が始まります。短期間なら塗料に含まれている防腐剤が機能しますが、最近の塗料の防腐剤には安全性が求められ添加量も少なくなっているため、雑菌が入れば腐りやすく、1カ月などの長期にわたって保管すると腐敗してしまうのです。

 

 

塗料から腐敗臭を感じたらすぐ廃棄!

 

塗料の腐敗を予防するには開封した水性塗料を長期間放置しないことが重要で、特に夏場に腐りやすため注意が必要です。一度に全量を使わない場合は石油缶の天板を切って開けるのを避け、キャップを開閉して都度使用する量だけを小分けにして塗装するようにします。また、使い残しの塗料を石油缶に戻すことは厳禁です。残った塗料はキャップを十分に密閉してできるだけ涼しい場所で保管するようにしてください。
もし、塗料から腐敗臭を感じた場合は廃棄するしかありません。腐敗した塗料は産業廃棄物として処理することになります。

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